ものづくり

ワコール人間科学研究所

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ワコール人間科学研究所は1964年の設立以来、「美しさ」「快適」「健康」をテーマに、女性のカラダにこだわり、さまざまな基礎研究を続けています。10代後半から60代の女性を中心に毎年1,000名ほどのカラダを計測。データ集積数は延べ40,000人以上におよびます。ひとりの女性の幼少期から熟年期までのカラダのデータ集積があるからこそ生まれる商品も多くあります。

「かたち」の研究 ~かたちを五感で把握する~

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ワコール人間科学研究所では、世界共通の人体計測法である「マルチン式計測法」を基本としています。
さらに、レーザーを使ってからだに触れることなく瞬時に計測を行い、立体で統計解析できる「非接触三次元計測装置」など、先端技術を使った計測方法を開発し、「かたち」の把握への精度を高めてきました。
しかし、計測機器が発達した現在でも、マルチン式計測が基本であることに変わりはありません。

「動き」の研究 ~下着で動きを進化させる~

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ワコールの製品開発の根底には、からだの動きにフィットした下着づくりがあります。
ワコール人間科学研究所では、「動作やフォームなど、からだの外側の動き」、「骨格や筋肉など、からだの内側の動き」という2つの側面から、からだの「動き」を研究。
その研究成果は、動いてもズレにくいブラジャーづくりなどにつながっています。
また、筋肉の動きをサポートして運動時の筋肉疲労を軽減する製品や、関節をささえてからだを安定させ可動域を広げる製品など、からだの動きを考えた研究開発をしています。

「ここちよさ」の研究 ~着ているほうがここちよい、という下着を目指して~

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人は何をここちよいと思い、何を不快と思うのでしょうか。
ワコール人間科学研究所では、「温熱刺激」「接触刺激」「加圧刺激」の3つの測面からここちよさをとらえました。
例えば、保温性が高くても、動きにくい肌着は「ここちよい」とは言えません。
人のからだのどこをどのように覆えば、快適な温かさを得られるのかという検証はもちろん、肌ざわりの良さやフィット感まで考慮した新製品の開発を行っています。

「延べ4万人以上のカラダを計測 ~ワコール人間科学研究所~」

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また、ワコール人間科学研究所では、マルチン式計測法という世界共通の人体測定法で人体の158カ所を測定。
ワコール独自の測定方法で、バストの周りだけで約30カ所測ります。また測定方法はマルチン式以外にもシルエット分析装置や三次元測定装置などさまざまな測定装置・器具があります。

・約5秒でカラダの4万点ものデータが測定できる三次元測定装置。
・マウスでモニター上の立体シルエット像を動かすと、真上からカラダを見られたり、輪切りにできたり、360度、あらゆる角度からカラダをデータ分析できる。
・バストの間隔を測る器具や、バストの高さを測るため、定規に注射器のようなものをつけたものなど、様々な器具を使用し、女性のカラダを計測します。

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バストの弾力を再現した“ソフトダミー”。
ハリがあって弾力のある10代後半と、バストがやわらかくなる30代の違いがわかる模型です。

「気温や湿度を変えた実験が常に行われている ~環境実験室~」

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温度と湿度がコントロールできる部屋で、真夏の状態で運動したときの汗の状態や、寒い中で下着によってどれぐらい体温が保たれるかなどの実験ができます。ときには布団を敷いてパジャマなどの快適性を評価したり、研究者自らがスクワットを繰り返して実験することも。

実際に歩いてみるなど、からだの動きを研究。実験室にいる人の動きをデジタルデータとして収集し、からだの動きにフィットした商品づくりに活かされています。

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動いている時の圧力の変化を測定。ストッキングやガードルの開発に使用。
愛称は、「ビバリちゃん」です!

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